Q1.投資信託に関する情報はどうやって入手するのですか?
A.投資信託に関する情報源としてはインターネットのほか、「目論見書」と「運用報告書」などがあります。投資信託会社や販売会社のホームページでは、各社が取り扱っているファンドの内容が紹介されています。目論見書とは個々の投資信託(ファンド)ごとに作られている、いわば商品内容説明書です。ファンドの特徴を詳しく正確に知ることができます。投資信託を購入する際には必ず読みましょう。運用報告書とは投資信託の運用状況や実績、運用方針などを詳しく説明したものです。運用報告書はファンドの決算期ごとに投資信託会社が作成し、販売会社を通じて投資家に交付されます。Q2.目論見書のどこをチェックすればいいのですか?
A.投資信託の目論見書には、「交付目論見書」と「請求目論見書」の2種類があります。交付目論見書は投資信託を購入する投資家にあらかじめまたは同時に交付され、ファンドに関する基本的な情報が記載されています。投資家の同意を得ている場合は、書面に代えてインターネットなどの媒体でも提供されます。一方、請求目論見書は投資家から請求があったときすぐに交付されるもので、ファンドに関する追加的な詳細情報が記載されています。また、投資家によりわかりやすい情報提供をする目的で出される「要約目論見書」もあります。このうちチェックしておきたいのは投資方針、投資リスク、手数料などです。Q3.運用報告書をチェックするポイントは?
A.運用報告書は一般企業の営業報告書に相当するものです。投資環境や運用状況、今後の運用方針、費用、基準価額、分配金の状況などが書かれています。運用報告書は以下の5項目をチェックしましょう。運用実績(騰落率)…これを見れば、期間中の運用状況がチェックできます。運用概況…運用状況について、ファンドマネージャーのコメントが掲載されています。純資産額の増減…増えている分には心配はないですが、急激に減っている場合は原因も確認すべき。組み入れ有価証券の明細…これを見ると、どんな銘柄を売買したのかがわかります。コスト…費用のコスト面で気になるときは、運用概況などと併せて読むと原因がわかるはずです。Q4.基準価額とは何ですか?
A.「基準価額」は、投資信託を購入あるいは解約する際の基準となるものです。基準価額とは、ファンドの純資産総額(投資信託に組み入れている株式や公社債などをすべてその日の時価で評価し、債券の利息や株式の配当金などの収入を加えて出した資産総額から運用に必要な費用等の負債を差し引いたもの)をその時の受益権口数(残存総口数)で割って算出した、「一口当たりの総資産額」のことです(基準価額=信託財産の純資産総額÷残存総口数)。組み入れている有価証券などの値動きによって毎日変化します。基準価額は、一般的には当日の夕刻に算出され、翌日に新聞発表されます。Q5.投資運用の評価はどのようにされるのですか?
A.投資運用(ファンドの評価)とは、評価機関(会社)によって、あらかじめ定められた基準・方法などによっておこなわれるファンドに対する評価・評点のことです。一般的には、「星の数」や「A、B、C」などで表されます。ファンドの評価には、大きく分けて「定量評価」と「定性評価」があります。「定量評価」は、ファンドの騰落率やリスク調整済みリターンといった数字で表すことができる運用成績に対する評価です。一方、「定性分析」は、運用会社の「運用体制」や「コンプライアンスについての対策」「運用方針と実際の運用との乖離の程度」など直接には数字では表すことのできない評価です。